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	<title>jiku</title>
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		<title>連載コラム「 クリエイティブ・ドイチュラント」 第2回「緑の“石ころ”のようなボトル」</title>
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		<pubDate>Thu, 11 Mar 2010 08:34:56 +0000</pubDate>
		<dc:creator>ishibashi</dc:creator>
				<category><![CDATA[連載 Creative Deutschland]]></category>

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		<description><![CDATA[
前回に引き続き、ドイツビール「フェルティンス」の話題をお届けします。
今回は緑のシュタイニーボトルの話。これはフェルティンスに1953年からあるフォルムを新解釈したものです。ラベルを貼らずピュアに緑のガラスだけにするため、ここでもレリーフ構造でロゴを浮き立たせています。エルゴノミックなフォルムで握り具合がよく、ボトルを持ったときにちょうど指がロゴをタッチ、触感もなかなかのもの。「伝統とモダンの架け橋」でありたいというブランド精神をデザインで表現したとのこと。インダストリアルデザイナーのアレクサンダー・シュネル=ヴァルテンベルガーとオーバーラントグラスという大手ボトルメーカーとのコラボレーションで完成し、マテリアルの約80％がリサイクルガラス。実はこのボトル、飲食業界では数年前から出回っていて、トレンドに敏感な人々の間では既に評判だったのですが、一般の店頭での販売は、新しいビール箱とともに2009年8月にスタートしました。

メインターゲットとなるのは、ボトルから直接カッコよく飲むのが好きな20〜30代。クラブやバー、あるいはロックコンサートなどのイベントで、このボトル片手の若者が目につきます。


イメージキャンペーンではベルリンのグラフィティアーティストのスーパーブラスト（SuperBlast）が「フェルティンス・エディション」を制作したり、ポスターは美術展の告知広告まがいだったりと、アートとの接点を狙っています。
カルチャーシーンもこの“デザインボトル”には重要なアピールの場。今年1月のケルンでのインテリアデザイン週間「パサージェン」では、新しいデザインギャラリー「CONTAIN Gallery」が「フェルティンス・デザインラウンジ」に変貌しました。

カリム・ラシッドも「DJクリーミー」としてゲスト出演。このインテリアのコンセプトはコンペ形式で募集され、採用されたのはオランダ・マーストリヒトのファビアン・フォン・シュプレッケルゼンとマティアス・ヴィッテによるユニット「First Aid Design」のアイデア。「ボトルというプロダクトを媒介に、いかにゲストとのコミュニケーションを図るか」という問いへの回答がこれです。マグネット式の「ピクセルウォール」ではゲストが3,000個の栓を自由に動かして”栓描画”をクリエイト。インタラクティブにブランドと遊びました。

フェルティンス社は2008年度売上げが2億6,200万ユーロ、前年比4%増と、低迷するビール業界の中でも異例の好成績を上げています。なかでも若い層に人気のブランド「V+」は10％もの伸びを記録。この商品は、80％がビールで、残り20%がレモネード&#38;グレープフルーツ、アップル&#38;ジンジャーなどという“ビールミックスドリンク”。上の看板はエナジードリンク&#38;ガラナ・フルーツが入ったV+の広告です。

フェルティンスのテレビコマーシャルもユニークです。葉巻が似合い男の中の男といった雰囲気を漂わせるルディ・アッサウアーがイメージキャラクター。アッサウアーは若い頃はサッカー選手として活躍、引退後はFCシャルケ04のジェネラルマネージャーを長年務めました。新しいコマーシャルではハリウッドのスター、ブルース・ウィリスとも共演しています。

私生活でも実際にアッサウアーと恋人同士だったドイツ男性憧れの女優との共演で、男と女の日常のワンシーンをユーモラスに描いたシリーズコマーシャルも大人気でした。(文／小町英恵）




この連載コラム「クリエイティブ・ドイチュラント」では、ハノーファー在住の文化ジャーナリスト＆フォトグラファー、小町英恵さんに分野を限らずデザイン、建築、工芸、アートなど、さまざまな話題を提供いただきます。
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		<title>trystramsのビジネスアクセサリーに込めたデザイナーの思い</title>
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		<pubDate>Wed, 10 Mar 2010 09:09:08 +0000</pubDate>
		<dc:creator>taniguchi</dc:creator>
				<category><![CDATA[プロダクト]]></category>

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		<description><![CDATA[コクヨS&#038;Tが展開するブランド「trystrams（トライストラムス）」から新たなビジネスアクセサリーが発表された。そのデザインを手がけた柴田文江さんに話を聞いた。
trystramsは「スマートワークスタイル」をコンセプトに、これまでのビジネスアクセサリーとはひと味違うコミュケーションツールを展開するブランド。今回、発表になったのは、フェルトケース付きのカリキュレーター、フェルト製のペンケースとネームカードケース、そして、キャリングケースの4アイテム。当初フェルトという素材から、女性ユーザー、もしくはクラフト的なものを連想してしまったが、そんな単純なストーリーではなかった。「ものは仕立て方によってプライベートにも、オフィシャルにもなる」と語る柴田。オン・オフがない働き方が増えているからこそ、プライベート感や愛着の感じられるプロダクトが持つ人の喜びにつながると考えたという。
「カリキュレーターは大きいほうが断然使いやすい。それは自分が使っていてよくわかる」と柴田は言う。そのうえで外回りで使う人、個々のデスクを持たないフリーアドレスのときなど、ケースがあればさらに機能性が高まるという考えだ。しかし「カリキュレーターはケースのないものが多く、あっても限られている」。
そこで目を付けたのがフェルトだが、これを芯材と積層し、熱成型。内蔵したマグネットを留め具とすることで縫い目のないケースを実現している。そのとき、フェルトを成型する技術的なハードルは高かったようだ。柴田は「これはコクヨでなければできないこと。フェルトが工業製品になったと言えるのではないか」というと同時に、ボタンや鳩目のような留め具も考えたが、それでは工業製品ではなくクラフトになってしまうと選択しなかったと振り返る。
キャリングケースも同様にフリーアドレスというオフィススタイルや、ちょっとした打ち合わせ時に有効なものとして考案された。従来品と大きく違うのは、バッグではなく、クリアケースを発展させたかたちであること。1つの角をマグネットで留め、片側には5つのポケット付き。伸縮性の高いナイロン素材のため、軽量なうえ、厚みのある小物もすんなり収納可能だ。大きなバッグの中でものがぐちゃぐちゃになっている自分にはピッタリかもしれない。
これらのビジネスアクセサリーは、テクノロジーによって進化するような商品ジャンルではなく、すでに成熟している分野。新製品の多くは、見映えやユーザー層を絞るといったことで新規性をもたらし差別化を図っているが、柴田は「機能性だけでなく、使うシーンを考え、持つ喜びにつながるようなもの」「新たなものの価値を標準化・均一化できるコクヨでなければできないこと」として考えたという。すでに成熟している商品ジャンルは、これらに限ったことではない。カリキュレーターに触れる手に変化はなくとも、働き方が変われば、人の行動も考え方も変わる。そのうえで持つ喜びにつながるもの、という柴田の言葉は、ものの溢れる世界におけるデザイナーの1つの拠り所のように思える。
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		<title>新連載 UK design engineer in Tokyo「Ume Matsuri (at Umegaoka)」　</title>
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		<pubDate>Tue, 09 Mar 2010 03:25:42 +0000</pubDate>
		<dc:creator>ishibashi</dc:creator>
				<category><![CDATA[カテゴリ無し]]></category>

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		<description><![CDATA[
During February I decided to escape Central Tokyo, and took a train to Umegaoka on the Odakyu Line. Here they have a small park with lots of plum (ume) trees. There was an Ume Matsuri event, so I decided to go and take a look. In the UK, we don&#8217;t usually have any festivals so [...]]]></description>
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		<title>本づくし・新刊案内</title>
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		<pubDate>Mon, 08 Mar 2010 03:24:23 +0000</pubDate>
		<dc:creator>ishibashi</dc:creator>
				<category><![CDATA[新刊おすすめ書籍]]></category>

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		<description><![CDATA[
『磯崎新の建築・美術をめぐる10の事件簿』
磯崎 新、新保淳乃、阿部真弓　著（TOTO出版　2,100円）
帯の言葉は「500年を駆け巡る推理と検証の大旅行　あらゆる領域を横断せよ」。この言葉どおり、磯崎 新がルネサンス以降の500年の歴史から、建築と美術にまつわる10の重大事件を取り上げ、現在との関係性を紐解いていくという骨太な1冊。新進気鋭の美術史研究家、新保淳乃と阿部真弓を対談相手に、建築・美術に止まらず、国家・宗教・政治・産業・文学・映画など、さまざまな領域を横断しながら、推理と検証が繰り広げられる。世界を、そしてこれからの時代をどう認識し、その中で自らの軸をどこに置くべきなのか、を深く考えさせられる。
以下、目次より。
第1章　15世紀　建築書はなぜ書かれたのか　蝶番としてのアルベルティーー建築の「成立」から「解体」への道
第2章　16世紀　サッコ・ディ・ローマ　中心の喪失が強いた〈離散〉と〈手法〉
第3章　17世紀　権力者のパトロネージ　踊らされる建築家たちーーベルニーニとボッロミーニ
第4章　18世紀　グランド・ツアー　古典が相対化された時代ーーローマ参詣とピラネージ
第5章　19世紀　革命の挫折と近代国家の成立　『ルイ・ボナパルトのブリューメル18日』ーー見抜いていたマルクス
第6章　20世紀［1］1900-10年代　未来派のメトロポリス　時間と速度の変容ーーマリネッティとサンテリア
第7章　20世紀［2］1920-30年代　ファシズム時代のアーティストたち　古典主義と合理主義ーーあるいは西欧近代の遭難譚
第8章　20世紀［3］1940-50年代　ネオ・レアリスモ　「リアル」とは何かーーイデオロギーが激震した時代のこと
第9章　20世紀［4］1960-70年代　消えたユートピア　革命と洪水が残したもの
第10章　20世紀［5］1980-90年代　群島の間に　均質空間を残すーーノーノ、カッチャーリ、イソザキ
あとがき　まだ事件現場にいます。……磯崎　新
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		<title>プロダクトデザインの“ブレークスルー”を探しています。</title>
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		<pubDate>Sat, 06 Mar 2010 13:06:14 +0000</pubDate>
		<dc:creator>ishibashi</dc:creator>
				<category><![CDATA[カテゴリ無し]]></category>

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		<description><![CDATA[
AXIS145号（5月1日発売）の特集は「ブレークスルー・イン・プロダクトデザイン」。プロダクトデザインにおいて、いや、すべてのデザインにおいて、何らかのイノベーションがあるのは当たり前。そこで、今回紹介するのは、ただのイノベーションではなく、現状を打破し未来へとつながるような“ブレークスルー”です。例えば、上の映像のごとく。
現在鋭意調査中につき、皆様の情報お待ちしております。axismag@axisinc.co.jp
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		<title>シカゴ建築散歩。現代に続く歴史と文化を見た。</title>
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		<pubDate>Fri, 05 Mar 2010 11:32:08 +0000</pubDate>
		<dc:creator>tabata</dc:creator>
				<category><![CDATA[右上に表示する]]></category>
		<category><![CDATA[建築]]></category>
		<category><![CDATA[都市]]></category>

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		<description><![CDATA[

シカゴの大火と建築
『In Old Chicago』というアメリカ映画(1937年)がある。19世紀中頃のシカゴを舞台にした話である。大平原(プレーリー)を馬車に乗ってシカゴへ移住する5人の親子。途中、父は不幸にも事故で息絶える。息子たちに残した言葉は「シカゴは必ず発展する。出世してくれ」。
急速に発展するシカゴの街。約束通り息子たちも出世し母子は幸せだった。そんなある日、牛小屋の牛がランプを蹴り藁に火がついてしまう。それはミシガン湖の強風にあおられみるみる広がり、シカゴの街全体を焼きつくす。呆然とする親子。すべてを失った。しかし焼け跡を見ながら「きっとやり直せる」とシカゴの明日に再起を誓う。
1871年、実際に起きたシカゴの大火。シカゴ・トリビューン紙による市民への「再起」の呼びかけ。この状況に建築家たちが集まり復興を手助けする。後にシカゴ派とよばれる建築家たちは、ここで数多くの設計に携わった。そして皮肉にも建築の実験場としてシカゴに多くの名建築を残し、後の建築・デザイン界に強い影響を与える。今、このシカゴの街を歩くと当時から現代の建築がひしめくように林立している。まるで活きた建築博物館の中をさまようようだ。これから興味の赴くまま街をご案内したい。



シカゴで出会うバウハウス
ミシガン通り橋に立つ。ぐるりと見渡す。シカゴ川沿いに有名な「マリーナシティ」が見える。この2本のトウモロコシタワー、観光ガイドによく出てくるシカゴのシンボル。60年代の建築・デザインパワーそのものだ。そして隣には黒く均整のとれたモノリスのようなIBMビル。偶然にもシカゴ川沿いに建つふたつの高層ビルは現代建築・デザインの水源であるドイツ「バウハウス」の流れを受け継いでいる。


マリーナシティはバウハウスで学んだバートランド・ゴールドバーグの設計。斬新なプレキャストコンクリートのカーテンウォール。円形の建築自体珍しいが、足下にはボートが収納でき、その上は駐車場、そして約900世帯分のアパートを備える。昔はプールやライブハウス、ホテル、ボーリンング場、レストランや銀行もあり、この敷地内で生活できるよう計画されたらしい。当時、地元離れが相次いだ若者を定着させるためにプロデュースされたとか。この軽快感と構造美、そして大胆さは現代建築の導入期であった60年代の傑作だ。


そして隣のIBMビル。ナチスによって閉校させられたバウハウス・デッサウの最後の学長、ミース・ファン・デル・ローエの設計。ミースは教え子たちの招きでシカゴへ移り建築家として開花。いくつかの貴重な作品をシカゴに残している。このIBMビルはシカゴで最後(1971年)の高層建築となったもの。鉄とガラスの美しさは今でも現役である。


ちなみに閉校したバウハウスは教授であったモホリ=ナギによってシカゴで生まれ変わり、「ニューバウハウス」として再開した(現在はイリノイ工科大学の一部)。シカゴにはバウハウスを通じた建築とデザインに対する確かな水脈がある。

様式美を競う
再びミシガン通り橋でぐるりと見渡す。ゴシック建築とルネッサンス建築が向き合って建っている。いったいここはどこなんだという興奮。「シカゴ・トリビューン・タワー」とチューインガムで有名な「リグレー」の本社ビルだ。

トリビューン・タワーは1922年に10万ドルという賞金をかけた国際設計コンペによるもの。最終的にレイモンド・フードとミード・ハウェルズによるネオ・ゴシック・スタイルのクラシックな建築案で姿を現した。(この設計案に対する建築家ルイス・サリヴァンによる批判も有名)
一方、向いに建つ対照的なルネッサンス調のリグレービル。時計台がそびえ、中庭には噴水、北と南のタワーが橋で結ばれている。白いテラコッタを施した優雅な建物。
このふたつの建物はミシガン通り橋からウォータータワー(シカゴの大火で唯一焼け残った給水塔)方面への高級ショップが立ち並ぶ道(Magnificent Mile)のランドマークとなっている。

ガイドツアーで建築散歩
シカゴ派による歴史的な建物の中に「シカゴ建築財団」はある。ここに名建築を案内するガイドツアーがある。テーマ別、エリア別、年代別など約70種にも及ぶらしい。今回、ループエリアの近代建築を巡る徒歩ツアーに参加した。

建築財団の建物の中に入ると建築・デザイン関連グッズ(お土産)や建築書を販売しているショップ。奥にはアトリウムのギャラリーがあり、街を再現したホワイトモデルが展示されている。ツアーはこのビル自体の歴史説明、そしてモデルでシカゴを俯瞰する所から始まる。ワイヤレスホンをつけながら全員で外へ出る。向かいには古典建築のシカゴ美術館。メトロポリタン、ボストンに並ぶ米国3大美術館だ。このエリアに漂う文化の香りでツアーへの気分が高まる。


マーキットビル
1895年
まずは初期のシカゴ派の代表作である「マーキットビル」。17階建てのこのビルはファサードを低層と中央層・高層部分の3つに分けて全体のバランスをとる古典デザイン。シカゴフレーム、シカゴウィンドウとともに「シカゴスタイル」の典型である。建物のロビーには先住民との交流を語り継いだ美しいモザイク壁がある。




モナドノックビル
1891-93年
レンガの組積構造による高層ビル。シカゴ派を代表するバーナム&#038;ルートによる設計。レンガの荷重に耐えるため下層部分の壁が約1.8mと異常に厚い。シカゴスタイルの特徴でもある3分割の出窓を用い窓面積を拡大して採光を補っている。このデザインが波打つようなリズムを生み全体のユニークな個性をつくりあげている。



ルッカリー
1885-88年
マーキットビルと同じシカゴ派の建築家バーナム&#038;ルートによる「高層ビルの原型」となった建築。外部には組積工法による御影石が積まれスケルトン工法と組み合わせている。1905年にフランク・ロイド・ライトがロビー部分を改装し、独特のディテールをもった美しいアトリウムが完成した。これは必見。




135サウス・ラサール (バンク オブ アメリカ ビル)
1934年
アールデコ建築。摩天楼建築の基本である左右対称、中央のタワー部分をセットバックさせた典型的な構成。これは、当時から問題になっていた日照権の確保から生まれたとのこと。外部もさることながら、ホール通路部分のアールデコのインテリアは細部にいたるまで格調高く気品に満ちている。(残念ながら内部撮影禁止で写真が撮れなかった)


シカゴ商品取引場
1930年
シカゴ金融街のシンボル。45階建てのアールデコの摩天楼。アールデコは当時流行の最先端で、ニューヨークのクライスラービルなどとも並ぶ貴重な建築である。尖塔にはローマ神話の農産物・穀物の女神「ケレース」が立っている。




オーディトリアムビル
1889年
オフィスと大劇場、ホテルが一体となった複合施設。ルイス・サリヴァンとアドラーによる記念碑的な建築である。サリヴァンの事務所がここにあった。またスタッフのひとりであったフランク・ロイド・ライトもここで設計に携わっていた。ルイス・サリヴァンはシカゴ派を代表する建築家で「形態は機能に従う」という建築・デザイン界への名言を残している。


連邦政府センター
1964-75年
古典的なビル街の中で全く対照的な姿を見せる「連邦政府センター」。鉄とガラスの現代建築の規範となるこのビルは建築史上あまりにも有名。飽きることのない快い緊張感に満ちている。タワーを支える軽やかな足下、巨大なグラスボックスを思わせる平屋のポストオフィス、オープンで清々しい広場。そしてアレクサンダー・カルダーによる赤い鉄の彫刻「フラミンゴ」。ミースに圧倒されるばかりだがシカゴへ来て良かったと思わせる出会いである。(時間が許せば、近郊にあるミース設計の住宅「ファンズワース邸」にも足を運びたかったが残念)


シアーズタワー
1968-74年
ご存知、以前は世界一の高さを誇った110階建ての高層ビル。上から見ると69m角の正方形のプランで、縦横3分割してできる9つ正方形を棒グラフのように空に向かって伸ばしたソリッドなデザイン。シカゴのシンボルタワーともいえる。

ガイドツアーでは2時間案内してもらいシカゴ建築の歴史と文化に触れることができた。スタート地点にもどり終了。そのまま向かい側にあるシカゴ美術館へ。古典派や印象派など歴史的なコレクションも豊富だが、シュルレアリスム以降、20世紀のモダンアートも充実している。もちろんここでは新旧あわせた美術館建築を体感したい。

シカゴ美術館
シカゴ美術館は1893年のシカゴ万博の際に建てられた白い古典的主義建築。そのコレクションは素晴らしいの一言。


近年新たに完成したシカゴ美術館の「モダンウィング」は本館の重厚さとは全く対照的なレンゾ・ピアノ設計のオープンで軽快な建築。「フライングカーペット」といわれる巨大なルーバーを細い柱で支え、宙に浮かしたようなデザインになっている。


このモダンウィングの中から銀色に光って見えるのがミレニアムパークにある野外音楽堂「ジェイ・プリツカー・パビリオン」(フランク・ゲーリー設計)。美術館を含めたこのエリアは建築や景観が計画的に配置され、高層ビルが優れた借景となっている。都市美を大切にするシカゴの姿勢を実感する。
ちなみにモダンウィングの中にも「プリツカー・ガーデン」という中庭があるが、このジェイ・プリツカーという人物は、建築界のノーベル賞といわれる「プリツカー賞」を創設したシカゴの大実業家。優れた建築家に敬意を払うシカゴにふさわしい支援だ。





 最後にジョンハンコックセンターから見るシカゴの夜景。
ガイドツアーを含め近代から現代まで建築を見て回り、気がついたらすっかり夜になっていた。しかしシカゴの建築は夜もライトアップされて美しい。そしてなんといってもタワーの上から見る夜景である。ジョンハンコックセンターの展望台で、ミシガン湖を臨むパノラマの夜景で締めくくりたい。


まだまだ見たい建築はシカゴに山ほどある。そうシカゴといえばフランク・ロイド・ライトも欠かせない建築家だ。近郊には多くの住宅作品が残されている。今度はゆっくりとライトの作品を紹介できれば。
当レポートにご協力いただきました株式会社ブリヂストンおよびBridgestone Americas, Inc.に感謝いたします。
(写真・文: 田畑多嘉司)
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		<title>AXIS モバイル・トークセッション3 　ミネルバ本社・工場に宮本茂紀さんを訪ねてきました。</title>
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		<pubDate>Thu, 04 Mar 2010 02:23:08 +0000</pubDate>
		<dc:creator>ishibashi</dc:creator>
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去る2月19日、AXIS モバイル・トークセッション3 「ミネルバ本社・工場に宮本茂紀氏を訪ねる」を開催しました。場所は東京・品川の戸越銀座近くにあるミネルバ本社・工場。暗闇迫る18時過ぎ、AXISスタッフ含む総勢15名で宮本さんを訪ねましたが、ちょうど納品準備中の職人の皆さんが大忙し。本当に申し訳ございませんでした!
宮本さんの案内で、まずは1階工場から見学。ここでは紹介できませんが、修復中の驚くようなものが鎮座ましましていました。先進的なものからクラシックなものまで、あらゆる素材と技術に取り組むミネルバの真骨頂がそこに。

穏やかに淡々と話される宮本さんですが、その言葉の端々には衰え知らぬ向上心と反骨心が感じられました。「近ごろは色気がなくなった。デザインも“豆腐”のようなものが多くてつまんない」という言葉が突き刺さる。

かんなをはじめ多様な道具が並びます。

試作室を経て、ミネルバが日本総代理店をつとめる「メリタリア」の家具が並ぶ部屋などを案内していただきましたが、著名デザイナーの方々がデザインした各部屋のドアや取っ手など、建物のあらゆるところに遊び心が溢れています。それらは「デザインについて制約を設けず、デザイナーの方々に好き勝手にデザインしてもらったもの」（宮本さん）とのことで、まだまだ作品は増えていくそうです。

上の写真左はさまざまな皮の見本、右は喜多俊之さんデザインによる打ち合わせ室の扉。
さて、一通り見学が終了後、打ち合わせ室へ。着席して質問タイムと思いきや、宮本さんがワイン片手にいらっしゃり……、恐縮です!!!（笑）

ワインを飲みながらいろいろなお話をお伺いしましたが、宮本さんが漁師の息子とは知りませんでした。
和やかな雰囲気の中、しっかり魂を注入していいただきましたが、そんな宮本さんの言葉をいくつか紹介すると、「冒険しなきゃ」「自分をさらけ出して、第三者からの評価を受けないと」「素通りするのがいちばん怖い。?や!がなければつまらない」「今の社会に対応できますというだけのスタンスでは困る」「売れれば最高としたら、俺は寂しくてしょうがない」「もっと官能的にとらえたい」「皆さんには物語をつくってほしいなあ」「抵抗しながら生きてください。率直に抵抗すること」……。

「本当は焼き鳥屋でやればよかったな」と宮本さん。お忙しいなかありがとうございました。次回は戸越銀座でお願い致します!

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		<title>新連載 クリエイティブ・ドイチュラント　「ポルシェデザインでビールが美味い! 」</title>
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		<pubDate>Wed, 03 Mar 2010 14:04:45 +0000</pubDate>
		<dc:creator>ishibashi</dc:creator>
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		<category><![CDATA[連載 Creative Deutschland]]></category>

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ドイツからのこの連載コラムをスタートさせるにあたって、何事も最初が肝心と構えすぎてか、なかなか第1回のテーマが決まりませんでした。そこで、コンピュータの前でうなっているよりは、ビールでも飲んで景気つけよう、と近所のスーパーに出かけました。ドイツでは、ビールはコーラやミネラルウォーターと並んで清涼飲料水売り場にあります。スーパーに行くと、入ってすぐの棚に“新入荷”のサインが。あっ、これだ!!　去年から噂には聞いていたものの、やっと私の住むハノーファーにもポルシェデザインが開発した「フェルティンス」（Veltins）のビールケースがお目見えしました。
フェルティンスビールは、実は今まで一度も買う気にも飲む気にならなかったのです。しかし、経済不況で予算を削減する企業が大半のなか、「だからこそ、今敢えて」と巨額な投資で新たに開発し、ドイツビール業界をあっと言わせたのが、このビールケースとこれまた新登場のボトル。今回はそれらのデザインに惹かれて買ってしまいました。ケースを持ち上げると、指と腕の筋肉に伝わる感触が心地いい。
という次第でビール王国ドイツより、まずはビールケースの話から始めたいと思います。

185年の伝統を持つブリュワリーの名は「C.&#038;A.フェルティンス」（C.&#038;A.Veltins）。経営は代々フェルティン家に受け継がれて今は5代目。サッカーファンにはブンデスリーガの強豪「FCシャルケ04」のメインスポンサーとして、またその本拠地ゲルゼンキルヒェンのスタジアム「フェルティンス・アリーナ」の名前が知られているでしょう。ノルトライン＝ヴェストファーレン州ザウアーラント地方の豊かな自然の中に最先端の設備を誇る醸造工場があります。周辺の山々から湧き出る清水がひじょうに軟らかいこともビールのクオリティーに大きく影響しています。本社工場のあるグレーフェンシュタインは人口1,000人ほど、フェルティンスの従業員が570人ということですから、まさにビールの町です。

さて、2009年4月に導入されたビールケースですが、フェルティンスの歴史を振り返っても、1つのプロダクトの開発にこれほどの投資（3,550万ユーロ）をしたことはありませんでした。ブランドの個性を明確に視覚化し、他とは違う機能美でアピールするビールケースのデザインが求められたのです。開発に2年が費やされ、シェラー・アルカ・システム社（Schoeller Arca Systems)で昨年末までに約400万箱が生産されました。「3コンポーネント射出成形」という新テクノロジーを採用。本体はリサイクル可能で傷が付きにくく、ぶつけても丈夫なポリエチレン製。ブランド名や必要な情報は立体的なレリーフ構造になりました。従来のビールケースではロゴはインモールドラベルの成形でしたが、緑色を吹き付けた下部がリブのある表面構造だったので、インモールドではロゴを加えるのは不可能だったのです。
お店に積み重なっている他の角ばったビールケースと比べても、角のアールの半径がとても大きく、グリップ部分の開きも広くなってエレガント。シンボルカラーの深緑とアルミニウムシルバーの2色使いも今までのビールケースにはなかったものです。瓶を入れて持ち上げたときにずしっとくる手の感触もキーポイントですが、グリップは最終工程で吹き付けされる表面処理で滑りがなく、握り具合も文句なし。

もちろんケースは再使用可能。だから、返却するときに戻ってきますが、まずは保証金を払います。ドイツではビール瓶代が8セントにケース代が1ユーロ50セント、つまり20本入り1ケースを買うと計3ユーロ10セントがビール代に加算されます。ケースは非売品なので、それだけを購入することはできません。キッチンの隅に置いても様になるので、返却しなければこんなに安いポルシェデザインのプロダクトってどこにもないですよね。

2009年の夏、新しいケース導入の宣伝広告では、3カ月に渡ってエッセン、ヴッパータール、レクリングハウゼン、デュッセルドルフの街中で楽しいサプライズを走らせました。連節バス計12台のおしりの部分を巨大なビールケースのフィルムでラッピング。ビールケースが街を走り回りました。さらにヴッパータールでは街の名物であるモノレールをラッピングし、道行く人々の注目を集めました。

次回はフェルティンスの新しいビール瓶についてお伝えします。（文／小町英恵）
この連載コラム「クリエイティブ・ドイチュラント」では、ハノーファー在住の文化ジャーナリスト＆フォトグラファー、小町英恵さんに分野を限らずデザイン、建築、工芸、アートなど、さまざまな話題を提供いただきます。
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		<title>あまりにも堂々としていたので……</title>
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		<pubDate>Wed, 03 Mar 2010 07:44:39 +0000</pubDate>
		<dc:creator>ishibashi</dc:creator>
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エスカレーターの前に小さな階段。これは、AXISモバイル・トークセッションでミネルバに向かう途中の都営浅草線戸越駅で見つけました。東京ではそれほど珍しくない光景ですが、この小さな階段が「ここにあって当然!」というが如く、あまりにも堂々としていたので、その迫力に押されて思わずシャッターを切りました。見た限りでは、階段の必然性がわからず、駅員さんに聞いても不明。しかし、それなりに理由があるはず。どなたかご存知ではないですか?
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		<title>本づくし・新刊案内</title>
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		<pubDate>Tue, 02 Mar 2010 03:22:09 +0000</pubDate>
		<dc:creator>ishibashi</dc:creator>
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『ジャパンデザイン／グッドデザインアワード・イヤーブック 2009-2010』
財団法人日本産業デザイン振興会　編（宣伝会議　5,040円）
2009年度グッドデザイン賞を受賞した全1,034点のデザイン情報をオールカラーで紹介。さらに2009年に行われたデザイン関連の展覧会・賞・出版情報などをまとめた「ジャパンデザインクロニクル」を巻末に収録するなど、昨年の日本デザインの動きを網羅した1冊と言えるだろう。68名の審査委員がそれぞれの視点でお気に入りをご紹介する「私の選んだ一品」も特別収録し、多様な視点が楽しめる。 A4変型判、 304ページ。
以下、目次より
●グッドデザイン賞ベスト15
●グッドデザイン大賞
●グッドデザイン金賞
●グッドデザイン・フロンティアデザイン賞
●グッドデザイン・ロングライフデザイン賞
●グッドデザイン・サスティナブルデザイン賞
●グッドデザイン・ランドスケープデザイン賞
●グッドデザイン・中小企業庁長官賞
●グッドデザイン・日本商工会議所会頭賞
●グッドデザイン賞受賞対象総覧
●タイ王国「デザインエクセレンス賞」との連繋
●私の選んだ一品
●グッドデザインクロニクル
●ジャパンデザインクロニクル
●グッドデザイン賞受賞者別インデックス　など
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