連載コラム「Lighting Edit」   

第2回 「アジア発のプロダクトブランド industry+ 」 

14.11.29

今年も、恒例の秋のデザインイベントがさまざまな場所で行われました。デザインイベントも、最近は生活の一部になりつつあるように思います。照明のプロダクトもいろいろなストーリーを持ったものがありました。

注目の1つ、代官山デザインデパートメント(D.D.D)で発表されていた、シンガポールのプロダクトブランド 「industry+ ” (インダストリープラス) 」 の照明をレポートします。

このブランドは、若く元気な20〜30代のアジア出身のデザイナーたちによるアイテムから構成されています。彼らは日本、韓国、台湾、フィリピン、シンガポールの自国のアイディンティティを大切にしながら、新しい可能性をデザインの中に探求し、製品化まで関わっています。今回、D.D.Dで発表された照明は、日本のプロダクトデザイナー、福定良佑さん による「Gabbia Lamp」。

この照明のランプシェードの素材は竹。タイの竹細工職人によって1つ1つ手づくりされているもの。単調になりがちで、「和」のイメージが強い竹をカラーPVCと組み合わせることで、“明るさ感”を生み出し、和のモダンな空間から、洋の雰囲気の空間にもしっくりと馴染むようになっています。光源はLEDで、少し温かみのある色温度をセレクト。竹細工のように人の手技による繊細なディティールを伝えるには、照明という分野はとても効果的だということを感じさせられました。industry+とこのGabbia Lamp は、すでに今年の9月のパリでのメゾン・エ・オブジェやロンドンでのデザインジャンクションにおいて海外メディアから注目を集め、順調な滑り出しを見せています。

真摯にモノづくりに励むアジアの手工業の職人たちと、確実にその技術の可能性を引き出すデザイナーたちとのコミュニケーションから生み出されるプロダクトは、これからも世界に向かって発信されていきます。照明もこれからどんどん製品化されていく予定。加速度的に面白くなっていく「アジアのデザイン」にこれからも注目していきたいと思います。(文/谷田宏江、ライティングエディター)

MCX
dfaa
epson
AXISMagazine
sony
denso
FUJIFILM
YAMAHA_MOTOR
YAMAHA_MUSIC
LCI
shape
CD
kc
zinio
Living Motif
Le Garage
Follow me jiku twitter
連載

vol.83 日本発、世界初の、シャネルの自販機
17.04.21

第39回「自社の自慢をする社員」
17.03.31

Creative Deutschland

第30回「クンストシュテッテ・ボッサード」
12.12.31

第14回「IoTと共生デザインの役割」
16.03.14

第27回「Knowledge Capital Award City Weekend」
17.04.05

最新素材情報 vol.5
14.09.08

第16回「ル・ガラージュ クルマを楽しむためのカーライフメディアショップ」
15.06.04

AXIS magazine アーカイブ
tomosu

第30回「旅でみつけた“光”と“灯り”のヒント」
14.02.27

第4回「NFC対応シリコンキーボード TK-FNS040シリーズ」/AXIS159号より
13.05.15

vol. 5 坂井直樹 x 田中浩也 「[もの]をつくるということ」
13.11.21

最終回「森の中へ」
13.07.30

最終回「日本のファブラボ、世界のファブラボ」
13.08.01

「つくることが生きること 東日本大震災復興支援プロジェクト」展、レポート
12.03.16

12回目は「マルチリモコン」 いよいよ最終回です
11.10.04

series_shelf

第14回「TANA+」
12.02.17

本づくし

創造への繋がり 67 『亀倉雄策 』/深澤直人(デザイナー)
13.12.30

月別アーカイブ