本づくし   

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11.12.03

『限界デザイン』
三宅理一 著(TOTO出版 1,890円)

TOTO出版がスタートさせた書き下ろし読み物シリーズ「TOTO建築叢書」の第1弾。「限界デザイン」とは、現行の過剰なまでに付加物をまとっている建築に対して、今一度人間の原点に立ちもどり、人間と建築のぎりぎりのあり方を前提に発想した無駄を削ぎ落とした究極のデザインのこと。そればかりでなく、空間や素材の限界性能に挑戦し、そこから先導的なデザインを提案する、というニュアンスも含んでいる。
 豊かであるはずの地球が、今や人口の不均衡、富の偏在、災害や戦争、環境破壊などによって機能不全に陥っている。極限的な状況下において成立する人間の住まいとはどういうものか。生活の根源の場としての建築には何が最低限必要であるのか、限られた資材や人的資源をもって何ができるのかを問わなければならない……。そうした“限界デザイン」的発想”によって生み出された過去のさまざまな事例をもとに、現代の人間が、今後どのような姿勢を保つべきかを説いていく。四六版(128×188mm)、320ページ。

以下、目次より;

第1部 人は究極においてどのような家に住むのか
・星の王子さまの住まい
・「高貴なる未開人」をめぐって
・スラムか遊牧か

第2部 生存のための限界デザイン
・戦争罹災者を受け入れた木造団地 カピュラ集合住宅
・鉄の技術を難民用一時住宅に プルーヴェの6-6 メートル住宅
・砂漠のリセトルメント計画 クルナ・エル・ジャディーダ
・極地に建つ究極のプレファブ建築 昭和基地の南極観測基地
・ベトナム難民のための震災仮設住宅 紙のログハウス

第3部 地球市民としての建築家たち
・リロケーションによる文化の組み替え
・学校という贈り物
・東日本大震災に際した避難所の住まい方

結論 「限界デザイン」とは 

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