連載コラム「ナカダイの産業廃棄物日記」   

第1回「ここは“築地の市場”です」

11.07.01

年間で約2,780トン。一営業日あたり約11トン。ナカダイに昨年度運び込まれた廃棄物の量です。数字が大きすぎてわからない方のために言い換えると、約11トンとは、500ミリリットルのペットボトル22,000本分です。

はじめまして。株式会社ナカダイ前橋支店支店長の中台澄之です。ナカダイは、産業廃棄物中間処分業、一般廃棄物処分業として、リサイクルを中心に業務を行っています。メイン工場である前橋支店(工場併設)が処分場です。

中間処分場? こんな感じです。▼

廃棄物ってゴミでしょ? こんな感じです。▼

ボールペンのキャップ。これも廃棄物です。▼

私には、廃棄物イコールゴミと言う視点はありません。すべて、素材、マテリアルと呼んでます。廃棄物を徹底して分別・解体して、リサイクル。聞こえはいいですが、所詮、壊してます。粉砕してます。しかし、廃棄物を徹底して分別して……の後、“管理して”という流れにすると、素材になります。素材ごとに管理するとこんな感じになります。▼

こんな感じのモノが、500ミリリットルのペットボトル22,000本分毎日運ばれてくる工場です。残念ながら、運び込まれる量があまりにも大量のため、毎日、リサイクル処分してます。レアなモノもやってきます。ぬいぐるみ10トン、ホワイトボード3,000枚、金属バット200本……。

中間処理場は、築地の市場と同じです。季節によって、捨てられるモノが違います。いつでも手に入るマテリアルもあれば、年末年始の片付け時、または、企業の決算時でなければ手に入らないモノもあります。そんな“旬の素材”を使って、新しいビジネスが進行しています。新しい産業が出来上がりつつあります。それが、デザインと何の関係があるのか?

この連載では、皆さんが今まで、立ち入ったことがない(であろう)中間処理場と、普段目にすることのない(であろう)産業廃棄物に関して、旬の情報とうんちくをお届けします。(文・写真/中台澄之)

この連載は株式会社ナカダイ前橋支店支店長・中台澄之さんに産業廃棄物に関するさまざまな話題を提供していただきます。

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