AXIS Gallery    展覧会   

世界を変えるデザイン展、六本木の2会場で開催です!(2)

10.05.29

世界を変えるデザイン展」は、東京ミッドタウン・デザインハブ会場(開催中)に続いて、AXISギャラリー会場での展示がスタートしました。

貧困層の生活改善を目的としたプロダクト約70点から、世界の諸問題に対するリアリティを直感に訴えるデザインハブ会場。一方のAXISギャラリーでは、展示点数を絞り込み、パネルや映像、書籍などにより、途上国市場に対する各国(ヨーロッパ、米国、インド、アフリカ他)の企業や教育機関、NGOの活動を掘り下げて紹介します。フィリップスによる開発中のプロトタイプ(現在、市場テスト中)も展示されています。

▲情報をたぐるような回遊を促しつつ、全体が見通せて緩やかにつながる会場。

▲デザインハブ会場との連動性を持たせながら、映像による展示の多さも考慮。

「あなたは、なぜ途上国向けのプロジェクトに関わるのですか?」
「途上国向けのデザインをする上でいちばん苦労した点はどこですか?」

入口正面に設けられたモニターでは、出展プロダクトに携わる人々に向けられた「4つの質問」と、彼らからの回答が流されています。

▲イヴ・べアールやIDEOをはじめとする、この分野に関わる経験者ならではの貴重なメッセージ。

解説パネルには、「社会課題」「本プロダクトの開発に至った経緯」など、プロダクトデザインの背景にあるものが記されています。たとえ短時間の来場にしても、じっくりと滞在して読み込むにしても、いずれにも対応する工夫がなされた印象を受けます。

▲MIT D-lab「エムアイティー・ニー(プロトタイプ)」

IDEOの展示物は書籍のかたちをしています。これは、ヒアリング、クリエイト、流通のプロセスを踏む「ヒューマンセンタードデザイン」を実現するための方法論を紹介するため。この内容はオープンソースツールとしてネット上に公開されており、IDEOのページ からPDFがダウンロード可能です。

▲IDEO「ヒューマンセンタードデザインツールキット」

間もなく始まるアフリカ大陸初のFIFAワールドカップ。サッカーは貧困から抜け出す手段であると同時に、帰属意識や連帯感、自制心や尊重の気持ちをもたらす……「なぜサッカーか?」についての解説とともに、2つの展示がありました。

▲マジス「フットボールテープ」

▲ソニー「Join the Team!」

テレビ普及率がおよそ20%というガーナとカメルーンでパブリックビューイングを行うソニーの活動は、こちらのサイト から追うことができます。試合前後やハーフタイムには、HIV/エイズに関する啓発活動を実施。もちろん、6月14日の「カメルーン対日本」のカードも、カメルーンの大型映像で放映予定です。

▲ピコソル財団「トゥルヌソル(太陽エネルギー教育のためのキット)」

▲デルフト工科大学「早期癌検知器」

いずれの展示も実際に触れ、パネルで解説を読んでいただくことをお薦めしたいので、本ブログによる紹介は、いったんここまでに。6月13日(日)までの(開場は11時〜19時、最終日は17時まで)開催期間、ぜひ会場へ足をお運びください。

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