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「SUSアルミ共生建築セミナー」

09.07.29

sus

「SUSアルミ共生建築Competition」で、作品募集中のSUSが、7月28日、コンペ審査員によるセミナーを、アクシスギャラリーで開催しました。

コンペへの応募予定者も数多く参加したようですが、ここでは、参加できなかった皆さんへ、コンペのヒントになるようないくつかのキーワードやコメントを挙げてみたいと思います。 

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コンペのテーマである、「アルミと蔵」を受けて、審査員長の北川原 温氏が基調講演で挙げたキーワードは「リファイン」。リユースでもリノベーションでもなく、歴史的建築に手を加えることで、いかに今まで以上の価値を生み出すかということ。

そして「空気をデザインする」。単純に蔵にアルミを入れるという物理的なことではなく、いかに周囲の環境に即した空気感をつくり出せるかということでしょうか。

北川原 温氏(右)と渋川恵男氏

北川原 温氏(右)と渋川恵男氏

そして刺激的で面白かったのが、今回のコンペの対象となる蔵が存在する、会津・七日町通りまちなみ協議会会長、渋川恵男氏の講演。

過疎化と高齢化が進み、15年前には7割が空き店舗だったという、商店街の七日町通り。シャッター通りならぬ、「七日町ばあさん通り」と揶揄されたこともあったそうですが、今や年間30万人近くの観光客がやって来る観光地へと生まれ変わりました。 

きっかけは、1軒のお米屋さんが、和風の木造商家にリノベーションし、雰囲気のある茶屋に生まれ変わったこと。除々にお客が増え始めたのを見た、周囲の空き家や店舗が同じくリノベーションをすることで、新しい借り手もつき、相乗効果で街に活気が戻り始めたそうです。しかも、どの物件も建築家やデザイナーが関わっておらず、予算も100〜200万円というから驚き。 

例えば次の写真のような感じです。

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会津は戊辰戦争ですべてが焼けてしまった後、レンガ蔵や洋館ぽいもの、木造の家、店舗などさまざまな建物が建てられ、古い武家屋敷などが残っているわけではありません。つまり、渋川氏をはじめ七日町通りの皆さんは、決して古い歴史や街並を守ろうとしているわけではないとのこと。

だから、コンペの応募にあたっては、歴史とか街並保存などを念頭に置くよりも、ひょっとしたら飛び抜けたアイデアのほうが求められているのかも。

「復興して、衰退して、復興するという、そこに来ないと体感できないような、街と人と商売の推移のようなものを露出させることができればと考えています。今まではノスタルジックな風情といったものを醸し出せればというだけでしたが、これからはプロの人々とも交わることで、いかに本物の建築や景観にしていくかを考えていければと思っています。そういう意味では、古い蔵と新しいアルミのコラボレーションで、新しいものが生まれることを期待しています」(渋川氏)。

審査員の構造家、飯嶋俊比彦氏(右)とSUS代表取締役社長、石田保夫氏。

審査員の構造家、飯嶋俊比彦氏(右)とSUS代表取締役社長、石田保夫氏。

作品募集は9月30日まで。詳細はこちら   

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