2009.07.02

福岡伸一さんと佐藤 卓さんの対談、ご来場いただいた皆さま、ありがとうございます。

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6月30日の夜、「クリエイティブ・トークセッション」の2回目が、アクシスギャラリーで行われました。登壇いただいたのは、分子生物学者の福岡伸一さんと、グラフィックデザイナーの佐藤 卓さんのおふたり。「福岡さんを解剖したい」という佐藤さんの言葉から、何とも刺激的な時間がスタートしました。

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おふたりのなれそめは、佐藤さんが以前に青山ブックセンターの本店で講演された際、たまたま隣の控え室に福岡伸一さんがいることを聞きつけて挨拶したのがきっかけなのだそうです。当時、佐藤さんは、21_21DESIGN SIGHTにて「WATER」展を行っていた最中。水というテーマを通じ、自然界の仕組に強く惹かれたいた時期でもあり、生命現象の不思議さとおもしろさについて論じた福岡さんの著書『生物と無生物のあいだ』(講談社現代新書)は、ひじょうに気になる存在だったといいます。

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その後、何度か顔を会わす機会はあったものの、互いの領域について腰を据えて話し合うのは今回が初めて。分子生物学とデザインが交錯する接点を見出し、そこに現われる新たな地平を平易な言葉で明かして行くふたりの掛け合いは、聞いていてとても心地よいものでした。

印象に残る言葉はたくさんあります。例えば、サスティナビリティや持続可能性といった言葉を、「流れを止めないこと」と翻訳するなど。それはまさに、生命という存在が、何かに固定された実体ではなく、諸物質の絶えざる分解と合成という流れのなかに一瞬だけ立ち現れる分子の淀みであるとした「動的平衡」に通じる発想です。

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そうやって、さまざまなキーワードを言葉の持つ根源的な意味にまでさかのぼって解説する福岡さんの言葉は、実に知的な刺激に満ち溢れていました。デザインの世界でも、自然や生命現象への関心が高まっている昨今。表層的な模倣に止まることなく、新たな視点でもって両者の関係を再考する貴重な機会となったのではないでしょうか。

時間が許すならもっと話を聞いていたい。そう思われた方も多かったと思います。多忙なおふたりですが、機会があれば第2ラウンドのゴングを鳴らしたいものです。

rimg0056対談前に行われた撮影の様子。でき上がりは、9月1日発売のAXIS 141号をチェックください。対談の内容もご紹介します。

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懇親会が行われたスペースの一部に、福岡さんの著書を並べた特設コーナーが出現しました。

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本を購入された人だけに与えられた特典は、福岡さんのサインです。

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